資生堂の採用

資生堂の採用基準は、就職先を探す大学生、特に女子大学生にとって最も興味のある話題かもしれません。なぜなら、同社は就職人気企業ランキングで常に上位を獲得しており、週刊東洋経済2007年11月17日号に掲載された「速報・就職人気企業ランキング」(2009年卒予定大学生、大学院生にアンケート調査)では、総合1位、女子1位、男性28位という好結果を残しているからです。同社が特に女性にとって人気のある理由は、扱っている商品が化粧品やシャンプーなど、女性にとって非常に身近なものだという点が大きいでしょう。また、TSUBAKI、マキアージュ、ウーノといったブランドが社会に浸透し、企業イメージがアップしたことなども背景にあると考えられます。このように、資生堂の採用情報は、いまや仕事を探す人たちにとって見逃せない情報となっています。ちなみに、資生堂の採用した人数は、2008年度で約120人。約80%が事務系、約15%が技術系、残りがデザイン系と報告されています。

資生堂の採用は新卒と中途

資生堂の採用の情報は、他社と同様、同社のホームページで確認することができるのですが、ある興味深いことに気がつきます。それは、資生堂の採用が幅広いということです。まず、定期的な新卒を対象にした一般募集では、事務系、技術系、デザイン系、留学生対象の事務系に分かれます。さらに、お客様のカウンセリングを行うビューティーコンサルタントの募集、キャリア、および中途採用の募集、障がい者の募集などと幅広く、資生堂の採用をみると、いかに同社が能力を持った人材を必要としているかがわかります。しかし、中途は定期的に行っていません。同社の採用担当者の説明によると、「専門的なスキルが要求される職種で必要が出てきた時に募集しており、年間でも数名程度。新卒は総合職として採用するが、総合職をプロフェッショナルな人材に育てていきたい。新卒で採用した人を大切に育てて長く勤めてもらうように育成していきたい」と方針を語っています。

資生堂の採用は試験より面接

資生堂の採用はどのように行われるのでしょうか。選考方法は、まず、ホームページ上から事務系、技術系、デザイン系、事務系留学生対象のいずれかのコースを選択し、エントリーシートをMyPageから提出。それを通過すると適性検査をうけ、一次選考兼会社説明会に参加。一次選考はグループインタビューで、資生堂の採用ではこれを面接とは呼んでいないのだそうです。二次選考は、グループワークやグループディスカッション。ここでは、コミュニケーション力、チーム力などが評価の対象。そして、最終の面接に進むのです。この段階が本来の面接で、志望理由、自分の長所・短所、キャリア意識、学生時代に取り組んできたことなどが質問されます。このように、資生堂の採用は、試験よりも面接を重視する傾向にあります。それは、まさに「100%お客さま志向の会社に生まれ変わること」「大切な経営資源であるブランドを磨き直すこと」「魅力ある人で組織を埋め尽くすこと」という同社が掲げる3つのビジョンに企業姿勢が表れている証拠だといえます。

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最終更新日 2009/01/05/ 13:57:18